PBT/TPEEコンパウンド

PBT（ポリブチレンテレフタレート）/TPEE（熱可塑性ポリエステルエラストマー）コンパウンドは、PBTの高強度と耐熱性を維持しながら、TPEEによる柔軟性、耐摩耗性、耐衝撃性を付加し、自動車、電子機器、医療機器、産業機械など幅広い分野で活用されています。

着色加工、造影剤配合、小ロット生産に対応可能です。

分類：

材料

製品特性

機械的特性	耐熱性	耐薬品性
PBTは、高い剛性、耐疲労性、寸法安定性を持つ。 TPEEにより、弾性と耐衝撃性が向上。	PBTは高い耐熱変形温度を持ち、高温環境でも安定性を維持。 TPEEは柔軟性を提供し、高温環境でも一定の伸縮性を確保。	油脂、溶剤、潤滑剤などに対して優れた耐性を持ち、長期間の化学物質との接触が求められる用途に適している。
耐摩耗性	低吸水性と寸法安定性	電気特性
TPEEが耐摩耗性を向上させ、摩擦の多い環境でも長期間の性能維持が可能。	吸湿による特性の低下が少なく、湿度の高い環境でも安定した性能を発揮。	PBTの絶縁性とTPEEの耐久性を兼ね備え、電子・電気部品に適している。

用途

- 柔軟性のあるカテーテル、手術器具のハンドル、医療用コネクターなど。

- コネクター、端子ブラケット、スイッチ部品、センサーケースなど。

- バンパーブラケット、減衰部品、燃料系部品、エンジンカバー、ホースなど。

- ギア、ベアリング、シール、コンベヤーベルトなど。

- スマートフォンケース、ノートパソコン筐体、ウェアラブルデバイスの部品など。